抗生物質と妊婦の関係

妊娠中の薬の服用は非常に危険だと言われていますが、実際には、多くの妊婦さんが、薬の服用0で十月十日という日を過ごす事は殆ど不可能に近く、実際問題、流産を予防するためにバファリンが処方されたり、出産時に、麻酔や陣痛促進剤などが使用される事は珍しくありません。では、何故、妊婦に薬を投与する事が警戒されるのでしょうか? それは、多くの薬剤には抗生物質が含まれているからで、この抗生物質が胎盤を通過し、胎児に何らかの影響を与えた時の事を考え、使用を避けるようにするのです。 抗生物質とは、「微生物が産生する物質のうち、他の微生物の発育を阻害する化学物質」と定義される物質で、現在のところ、妊婦さんに投与して100パーセント毒性のないとみなされる抗生物質薬は、残念ながら一つとしてありません。比較的安全であろうという概念の元、用いられているのです。それは、殆どの抗生物質についての催奇形成の有無が未だ解明されていないためで、不十分なデータを元に生命維持を検討する事は出来ません。そこで、妊婦さんへの薬の投薬は避けるべきであろうと考えられている訳です。 けれど、厳密に言うと、妊婦になってから以上に、妊婦になる前の方が気を付けなければならない時期で、男性・女性を問わず、どちらか一方が、抗生物質を服用した状態で排出された精子や卵子から受精した胎児は、早期に死亡するか、何らかの傷害を持って生まれてくる可能性が非常に高いのです。所謂遺伝性ではない先天性の障害児は、この過程で誕生する事が多く、偶然の妊娠ほど抗生物質の影響が恐ろしい現象はないと言っても決して過言ではないだろうと熱く語るドクターもいます。故に、軽い遊びで命を芽生えさせてはいけないのではないかと私は考えますが、さて、皆さんはいかがでしょうか?